研修概要
職場における「インシビリティ(無礼さ)」について理解し、日常の何気ない言動が、心理的安全性やコミュニケーション、さらには組織の品質・安全にどのような影響を与えるのかを学びます。ハラスメントになる前の“小さな違和感”に気づき、互いを尊重する「シビリティ(礼節)」を実践することで、誰もが安心して意見を言い、持てる力を発揮できる職場づくりを目指します。
主な講義内容
① インシビリティとシビリティの理解
インシビリティとは、相手への配慮や敬意を欠く無意識の言動によって、職場の雰囲気や心理的安全性を損なう行為です。「挨拶を返さない」「反応しない」「話を遮る」など、日常に潜む小さな無礼さと、相手への尊重を示すシビリティとの違いを理解します。
② インシビリティからハラスメントへのグラデーション
ハラスメントは突然発生するのではなく、小さな無礼さが「摩擦→常態化→標的化→発火」と段階的に進む場合があります。早い段階で違和感に気づき、対応する重要性を学びます。
③ 無礼さが組織の品質・安全に与える影響
無礼な言動によって相手が萎縮すると、質問や相談が減り、報告が遅れ、情報不足から判断ミスにつながる可能性があります。インシビリティを単なる「人間関係の問題」ではなく、組織の生産性・品質・安全にも関わる課題として捉えます。
④ シビリティと心理的安全性
「礼節ある行動の習慣化」と「率直に話せる環境」の両面から、ハラスメントを未然に防ぐ職場づくりを考えます。世代や価値観の違いを決めつけるのではなく、互いの前提を言葉にし、相手を尊重するコミュニケーションを学びます。
ワークショップ内容
日常の職場で起こり得る「報告に来た部下に『で?』とだけ返す」「特定の人の挨拶だけ返さない」「若手の発言を途中で遮る」といったケースを取り上げ、どこに問題があるのかを参加者自身が考えます。
さらに、インシビリティのセルフチェックを通じて自分自身の言動を振り返り、「で?」を「何が起きた?まず状況を教えて」、「なんでそんな失敗したの」を「どこでつまずいた?」へ変えるなど、相手を責めるのではなく「知ろうとする」コミュニケーションを実践的に考えます。最後に、「明日、誰に、どの言葉を変えるか」を決め、職場での具体的な行動につなげます。
時間
3時間~6時間
定員
30名











































