岡 佐紀子
株式会社オフィスブルーム 代表取締役
岡 佐紀子
Sakiko Oka
経歴
株式会社オフィスブルーム 代表取締役 デールカーネギートレーナー、近畿大学経営学部非常勤講師(〜2019)
最長27日間連続 年間200回登壇する、超人気企業研修講師
学生タレント活動から大手IT企業ショールーム勤務。やる気ゼロだったが友人の「好きだから楽しい」の一言で覚醒。電話応対コンクール、日本語部門、英語部門同時優勝。しかし苦情処理に転属され、耳が聞こえなくなる。妊娠を機に「妊娠する女は使えない」という上司の言葉によって退社を余儀なくされ、絶望するが産後2か月で起業。夫の仕事の関係で渡米し、110人の派遣社員をアメリカから率いる。派遣事業の他にシステム開発、コールセンター運営と順調に拡大する。研修講師という天職に出会い、猛烈な勢いで仕事が増えるが、アスペルガー、多動とディスレクシア、トランスジェンダーと3人の特性ある子育てに翻弄しながらも仕事をこなす。ミセスユニバースに応募し、ファイナリスト、審査員特別賞を受賞し復活。LGBTQ家族として、世の中の価値観が変わる中で、「人を人として大切に接する社会を作りたい」と研修・講演活動に邁進中。特に、社員にやりがいを持たせるジョブクラフティング研修では、数年間やりがいが続き、管理職になる社員が続出している。
◆座右の銘は 「公私融合して自己成長しよう」
資格:デールカーネギートレーナー、デールカーネギーハイインパクトトレーナー
日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会認定エグゼクティブ・コーチ
交渉アナリスト補 レジリエンストレーニング講師 心理的安全性ファシリテーター
実績
通信サービス、移動体通信、総合・大学病院、金融機関、保険、製造、IT関連企業、重機械、販売会社、住宅、ロジスティックス、小売、流通、鉄道 高速道路、人材派遣、社会福祉法人、商工会議所、製薬会社、食品。アミューズメント、ホテル、警備清掃、電気ガス等エネルギー関連、自動車、教育委員会、自治体、官公庁、商社、大学など他多数
現在のお仕事や活動について教えていただけますか?
はじめまして。株式会社オフィスブルーム 岡佐紀子と申します。どうぞよろしくお願いします。現在は、「問題解決」に焦点を当てた研修を中心に、年間200件近くの企業研修を行っています。
今回のジョブクラフティング研修のきっかけを教えてください。
ジョブクラフティングは、組織の中で「やりがい」をどう見つけていくかをテーマにした内容です。「うちの組織、やりがいがないんだ。何か方法はないかな?」といった相談をきっかけに、このコンテンツを開発しました。
今回のセミナーを通じて解決したいこと、目指したいことは何ですか?
組織の中で抱える問題の一つに、仕事に対して「やりがいがない」と感じている方が多くいらっしゃいます。
しかし私は、仕事は楽しいものであると考えています。その楽しさをセミナーを通じて感じていただき、「仕事って楽しいんだ!」と思えるような時間をお届けしたいと考えています。
このプログラムの特徴を教えてください。
ジョブクラフティング研修では、仕事の中で「やりがい」を見つけ、自分のモチベーションを高める方法を探ることができます。例え、一日の中で数時間でも「やりがい」を感じられる時間を作ることができれば、それが継続して増えていくように自分をサポートすることができるからです。
例えば「やりがい」というキーワードから、「自分の居場所はここではない」と思い込んで離職してしまうケースがあります。しかし、それはジョブクラフティングの失敗例だと思っています。
私が行う研修では、仕事の中で「やりがい」を見つけ、それを育てていくことで日々のモチベーションを高め、長期的に充実感を持続できることを目指しています。
過去に研修を受けた方から、「あの時作ったキャッチコピーが、今も自分を支えてくれています」と声をかけられることが何度もあります。例えば、コンビニや電車の中で偶然出会った受講生の方が、「研修で作ったキャッチコピーを名札に入れて、毎日それを見てモチベーションを保っています!」と話してくださいました。そのキャッチコピーをきっかけに、今では自分の仕事にしっかり「やりがい」を見出し、充実した日々を送っているそうです。
たった数時間の研修で、数年、さらには10年以上に渡る変化のきっかけになることがあるのです。この研修を通じて、参加者の方々が仕事の中で「やりがい」を見つけ、それを継続的に感じられるようになれば、仕事だけでなく人生そのものが豊かになると信じています。そんな「未来を変えるきっかけ」を届けたいと思っています。
プログラムに対するこだわりがあれば教えてください。
一人一人にしっかり向き合うことです。その瞬間に200%の熱意を込めて取り組むことで、目の前の人の心に思いが届き、それが変化を生む力になる。そこから変化・変容が広がる。そんな動くパワースポットとして存在したいと思っています。
他の研修メニューについてもご紹介いただけますか?
非常に幅広く研修に携わらせていただいています。軸となるのは「問題解決」です。問題とは「現状と理想の差」であると定義しています。
「問題」という言葉に対してネガティブな印象を抱く方もいます。しかし、問題が存在するということは、現状と理想の間に差があり、そこに成長の可能性があるということです。逆に、現状と理想の差がない、つまり変化や課題が見えない状態は、成長が止まっているともいえるかもしれません。
世の中は常に変化しています。その中で停滞や足踏みをしている状態は、実質的には後退しているともいえます。だからこそ、理想の状態を明確に描き、それに向けて行動を起こすことが大切です。研修では、世の中の流れやトレンドもふまえながら、それぞれの現状と理想のギャップを埋めるためのサポートも行っています。
現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)やダイバーシティといったテーマを含む300以上のコンテンツを用意しています。
研修を通じて、参加者が「現状の課題」を見つけ、それを解決するための具体的な行動を起こせるようになることを期待しています。そして、世の中の変化に柔軟に対応しながら、自分自身や組織を理想の状態に近づけていける、そんな力を身につけてほしいと思っています。
「疑う思考」という本について教えてください。
「疑う思考」は2024年の初夏に出版しました。この本はロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングの3つの思考を土台にしています。特に、クリティカルシンキングを深掘りした内容で、思考力を培うためのエッセンスを詰め込んだ一冊です。
クリティカルシンキングは、物事をさまざまな角度から見る力を鍛える思考法です。しかし、この分野の本はロジカルシンキングの本に比べて非常に少ないんです。例えば、ロジカルシンキング関連の本が10冊あるとすれば、クリティカルシンキングの本は1冊か2冊程度です。
「疑う思考」では、クリティカルシンキングの難しさを乗り越えるために、エッセンスを凝縮してわかりやすく伝えています。日常的に活かせる具体的な方法や、考える視点をギュッと詰め込んだ内容で、無理なく深い思考力を身につけられるようになっています。
この本の内容をコンテンツ化した研修も用意しており、クリティカルシンキングを習得することで、複雑な問題に直面したときも柔軟に対応できるようになります。そして、意思決定や問題解決、新しいアイデアや解決策が生み出しやすくなります。
最後に、このプログラムを通じて伝えたいメッセージは何ですか?購読者へのメッセージをお願い致します。
この通信を読んでくださっている皆さんは、きっと「どんな風に成長していきたいか」と考えていると思います。成長というのは、目に見えにくいものですし、何がそのきっかけになるのか分からないことも多いです。
だからこそ、このプログラムを通じて、皆さんと一緒に成長のきっかけを作り、共に歩んでいきたいと思っています。