小松 易
スッキリ・ラボ 代表
小松 易
Yasushi Komatsu
経歴
日本初の「かたづけ士」 『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。
大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。
2005年9月に「スッキリ・ラボ」を開業。経営者・企業向けに“かたづけ”のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日経ビジネス人文庫)ほか多数。最新刊は、『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。テレビ出演に『ガイアの夜明け』(テレビ東京)、『めざせ!会社の星』(NHK教育)、『助けて!きわめびと』(NHK総合)など。
実績
日本郵便株式会社、松竹株式会社、富士電機株式会社、東ソー労働組合、プルデンシャル生命保険株式会社、株式会社マネービジネス、株式会社日立システムズ、スモールサン(ゼミ千葉、ゼミ東京、ゼミ広島等)、株式会社マサル、ほか企業実績は多数。
現在のお仕事や活動について教えていただけますでしょうか?
『かたづけ』をテーマに、企業向けに研修や講演、コンサルティングを中心に活動をさせて頂いております。特にコロナ禍で、オンラインの比率が高まっております。あとは書籍や雑誌などの執筆活動もしております。
今回のプログラムを開発したきっかけを教えていただけますでしょうか?
実は6 ~ 7 年前から一部のクライアント様向けにコンサルティングのメニューで、デジタルデータのかたづけを実施しておりました。会社の中で扱うものがデジタル化している中でニーズがあるのもわかっておりましたが、現実問題ですぐに紙もなくなりませんし、なかなかプログラム化できていませんでした。
しかし今回のコロナがきっかけで会社におけるデジタル化も加速したことで本格的に取り組み、今回プログラムにしました。特に中小企業だとデジタルデータのかたづけができている人とできていない人の差もはげしく、その原因にリテラシーの問題や言葉がかたづいていないことを知りました。
言葉を整理・整頓し、リテラシーの有無に関係なく、誰もが取り組めるようにできるコンテンツは私たちならできると思い、開発しました。
今回のプログラムの特徴は何ですか?
私たちの研修の特徴は、社員様のIT リテラシーやレベルに関係なく、誰でもができる入門編となっているところが特徴です。
パソコンのスキルに関係なく、この研修を受講することでデジタルデータの整理・整頓ができるようになり、仕事の生産性や効率を高めることができる内容になっております。
デジタルデータのかたづけも、モノ・コトのかたづけも本質的な同じであり、技術ではないと考えております。
パソコン周りの環境やハードディスク・サーバー内にあるデータがいつの間に整う状態をつくる考え方、習慣、仕組みを作ることができるのが特徴です。
よくかたづいた状態だけでは、その手順がわからないという意見もあり、目の前でデモンストレーションを見せるようなこともしています。
デジタルデータの場合は、ファイルやフォルダ名など、我流がはこびりやすく、まずはファイル名などのつけ方などのルール決めを社内ではじめることから進めています。
プログラムの中でもこだわりはございますでしょうか?
特徴ともかぶりますが、初心者でも分かりやすい内容にすることにこだわっています。デジタルデータの場合は、モノと違って実際にかたづいていないことが実感できないため、モノよりも先送りされがちです。
その根底には、わからないからさわらない、万が一大事なファイルを消してしまったら怖いなどの意識が原因となっています。そのため、初心者にもやさしい、パソコンの講習とは違うという点にこだわっています。「1 日・1 箇所・15 分」、デジタルデータの整理・整頓を行うことで仕事そのものがかたづくようになってくるという点にこだわっています。
最後にアントレ・ラボ通信をご覧になっている方にメッセージをお願い致します。
これからデジタルデータについて仕事の中でより身近な問題になっていくと思いますので、「手遅れと思っている」方こそ、ぜひ適切なやり方、デジタルデータのかたづけ方を学びに来てください。