27年前の名経営者出会い

皆さん、おはようございます。

本日は27年前、まだ自分が自宅で大学受験のために浪人をしていた時の出会いをご紹介したいと思います。

私は、一度高校でパチンコ機のメーカー・SANKYOに就職。わずか2年足らずで退職をして、自宅で勉強しながら大学の合格を目指していたころです。なぜ一度就職した会社を辞めたのか。それは起業をしたいと考えたからです。その時ちょうど、東洋経済新報社がベンチャークラブという雑誌を発行して、私も年間購読をしておりました。

そのベンチャークラブのほうで大きなセミナーを開催していて、そこに京セラの稲盛さんやソフトバンクの孫さんなどが登壇者として名を連ねておりました。

千載一遇のチャンスと思い、セミナーの参加費も数万円かかった記憶がありますが、すぐに申し込みをしたことをいまでも今でも覚えています。

迷いなく、もしかしたらこの機会を逃したら二度と聞く機会はないと思っていましたが、まさにその後も稲盛さんや孫さんのお話を生で聞く機会はありませんでした。

その時の講演の模様を今でも思い出すことがあります。

孫さんは、当時より有名な逸話でもある30代、40代、50代、各世代でどのようなことをやるのか。将来のビジョンを自信を持って語られておりました。物腰柔らかな口調の中に自信に裏付けられた、論理的で、わかりやすいお話をされておりました。

稲盛さんは、とても静かな声で、孫さんの自信に満ち溢れた口調とは対照的な話ではあったものの、何か次元の違う魅力というか、人間の大きさのようなものを感じ、話を聞き入ってしまったことを覚えております。

先月、稲盛さんは他界されたわけですが、やはりあの時に講演会に申し込みをして、遠目ながらも生の講演をお聞きすることができてよかったと思います。

人生、そうそうチャンスはめぐってきません。それを見逃すのか、自分からつかみにいくのか。

まさにそういうことをその時に思い知らされたように思います。

皆さんにも、今思えばということはありましたでしょうか?